離婚後の社保→国保の変更は結構大変だよっていうお話を先日しました。
【社保→国保】①離婚後の保険証変更の落とし穴。簡単に変更できる方法がある!
この続きで、これまた結構大変だった国保の払い戻し方法についてお話したいと思います。
社保→国保の変更期間中に、どうしても病院にかからなければいけなくなったとします。
無保険なので、病院には全額自費で医療費を支払わなければいけません。
そのあとの払い戻しの方法について、お話ししたいと思います。
病院での払い戻し
緊急ではない限り保険証が手元に届いてからの受診をオススメしますが、どうしてもの場合は受診するしかありません。
そのときは全額自費で支払い、保険証が届いてから病院で差額分を払い戻してもらうことができます。
そこで気をつけなければいけないのは、病院で払い戻しをしてもらいたい場合、受診した月の月末までに払い戻しの手続きを行うことです。
病院側は月締めでレセプト請求業務に取り掛かるので、病院に受診した月であれば差額分を払い戻すことができますが、月をまたいでしまった場合は病院で差額分を払い戻してもらうことはできません。
病院でできなかったときはすべて国保に差額分を払い戻してもらうことになります。
病院だと、保険証と自費で払った分の領収証を持っていけばその場で差額分を返金してもらえるので、とくに難しいことはありません。
※病院だけではなく、処方薬を薬局でもらった場合も、薬局で払い戻しを受けることができます。
国保での払い戻し
保険証が届くのが遅れてしまい、病院での払い戻しができなくなった場合は、国保に返金をお願いすることになります。
国保の手続きはお住まいの役所に窓口があるので、そちらで手続きをしてください。
国保に返金してもらうときも、病院でもらう領収証が必ず必要になるので、絶対に捨てたりしないでください。
基本的に病院は領収証の再発行はしてくれませんので、なくさないように気をつけましょう。
国保返金で必要なもの
国保の払い戻し手続きで気をつけなければいけないのが、必要書類です。
病院では領収証と新しい保険証を持っていけば手続きしてもらえますが、国保の手続きでは領収証と保険証、それに合わせてレセプト(診療報酬明細書)、ご自分の預金通帳・印鑑、本確認書類(運転免許証)が必要になります。
レセプトとは、病院が月末に作成する正式名は診療報酬明細書というもので、傷病名や行った検査や処置などを記載し、病院側が保険者(社保や国保)に請求する書類です。
国保に払い戻しの手続きをするので必要なことを説明すると、病院で発行してもらえます。
病院の入力もほとんどコンピューター化しているのですぐに発行してもらえるとは思いますが、病院が混んでいたりするとすぐに対応してもらえない場合も想定されます。
事前に連絡し取りに行く日付を予め確認してからのほうが、待ち時間もなくスムーズに発行してもらえるでしょう。
預金通帳は、差額分を払い戻してもらうために必要になります。
国保では、手続きしたその場で払い戻しをしてもらうことはできません。用意した預金通帳に後日振り込まれることになります。
大体手続きした日から、約2ヶ月以内には振り込まれます。
その他にも申請書など記入しなければいけない書類がありますが、国保の窓口に行くともらえるので、その場で記入して提出します。
※病院だけではなく処方薬を薬局でもらった場合も同様で、必要書類も同じですので忘れずに薬局でもレセプトを発行してもらいましょう。
でもレセプトが必要なことをしらなくて、再度病院や薬局を回って大変な思いをしました。私みたいに二度手間にならないよう、気をつけてください。
心配なかたは国保に直接連絡して、必要書類など確認したほうが安心だと思います。
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子どもの医療費の払い戻しの注意点
子どもの医療費の払い戻しをする場合、注意点があります。
お住まいの自治体によって制度が違うため確認していただきたいのですが、未就学児はお住まいの自治体が医療費の助成を行ってるところがほとんどだと思います。
助成されている部分は、国保とはまた別に手続きをして払い戻してもらう必要があります。
必要書類は国保の払い戻しのときと同じだと思いますが、念のため役所の助成を担当している課に確認してください。
子どもの医療費の助成については住んでいるところによって対応が違いますので、ご自分で確認されるのが確実です。
まとめ
病院や薬局での払い戻しは簡単ですが、国保での払い戻しはちょっと複雑で大変になります。
📱持ち物おさらい
病院や薬局でもらう領収証
レセプト(診療報酬明細書)
自分の預金通帳・印鑑
本人確認書類(運転免許証など)
病院もいろいろあって、月内であっても払い戻しをしない方針のところもあるようです😭
それはそれで仕方ないですが、病院にも予め確認してみましょう。
参考になれば幸いです。