調停って離婚するときだけに利用するものだと思っていませんか?そんなことないんですよー
このブログは離婚を考えている人に向けて発信していますが、中には離婚を求められているけど離婚したくないかたもいると思います。
調停は、離婚調停だけではありません。離婚を避けるための「円満調停」というものがあるのをご存知でしょうか?
離婚を考えるのは男女どちらが多い?
離婚を考える割合は圧倒的に女性のほうが多い傾向にあります。
男性は社会的な地位だったり世間体を気にするため、離婚を避けたい人が多いのかもしれません。
管理人の元夫がまさにこれで、かなり世間体を気にしていました。離婚すれば会社での地位が下がると言われ、出世ができなくなると。
実際はそんなこともなく、離婚後も順調に会社で自分の地位を固めているようですがね。
モラ夫だったので、そういう言葉を並べて私に罪悪感を埋め込みたかったのかもしれません。
離婚すれば、ずっと会社に隠し通すことも難しいのでいずれバレると思いますが、今どき離婚したからって社会的地位が低くなることってあるのでしょうかね。
自身の立ち回りかた次第とも思います。
先ほど女性のほうが離婚を考えやすい傾向にあることをお話ししましたが、一番の要因は女性の自立心が高まったからでしょう。
結婚・出産したあとでも女性が働くことはもう珍しい時代ではありません。家事・育児・仕事のすべてをこなしていれば、自然と女性が強くなっていくのは目に見えます。
夫の後ろ三歩下がって歩く大和撫子みたいなのが日本の女性の象徴みたいな感じでしたけど、今どきいないですよね(笑)
自分ですべてこなせるなら夫なんていらないし、むしろ夫の世話をしなくて済むから離婚をしたほうが快適!…なんて思われないように気をつけてください。
離婚を突き付けられたらどうすればいい?
急に離婚を突き付けられる…考えたくはありませんが、そんな状況になってしまったら、ショックですよね。
突き付けられるほうはあまりに急でびっくりですが、離婚を突き付けたほうは、ずっと悩み続けた結果だということを忘れないでください。
不満が積もり積もった結果なのです。
離婚を突き付けるときも、突き付けられたときも、本来であれば”話し合い”が必須になります。
しかし、最近では話し合いのできない夫婦も増えており、昨今問題になっている子どもの”連れ去り”をして勝手に別居に持ち込んでしまうケースもたくさんあります。
そんな状態では話し合いはできません。
女性は一度決めてしまうと決心が固いため、話し合いが一歩通行になることも想定できます。
円満調停を利用するのもひとつの方法
「妻が急に子ども連れて実家に帰ったきり、戻ってこない…」
「妻が離婚したいと言って、まったく話に取り合ってもらえない…」
よく聞く状況ですが、こうなってしまうとなかなか2人の話し合いだけで解決するのは難しいでしょう。
そして、ある日突然自宅に離婚調停の呼び出しが来たという経験をしたかたもいらっしゃるでしょう。
離婚したくないのに、この調停に出席しなければいけないのか…。離婚を考えていなくても、調停には必ず出席しなければいけません。
欠席すると、自分の意向とはべつに相手側の流れで進められてしまう可能性もあるので、自分の気持ちがどうであれ、出席は必ずしてください。
ただ、夫婦関係の調停は離婚に関してのことだけではありません。円満調停と言って、夫婦関係をいい方向に立て直すための調停もあります。
いざこざのある夫婦でも、第三者が入ることで冷静に話し合うことができます。円満調停も大切なひとつの方法なのです。
相手側から離婚調停の申し立てが来ても、自分から調停の申し立てをすることは可能です。
離婚調停に反論するためにも円満調停を予め申し立てておくと、調停委員も夫婦が互いに違う意見を持っていることを事前に知ることができるので、状況が読みやすいかもしれません。
相手の意見だけに流されたくない!と思うかたは、円満調停を申し立ててみるのもいいかもしれませんね。
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反論だけで離婚を回避できるわけがない!
円満調停を申し立てるのは大いに構いませんが、相手にただ反論するだけでは離婚を回避することはできません。
ついやってしまうことではありますが、相手を責めるだけでは解決できません。
離婚調停の通知が来ている時点で、もうすでに別居している夫婦もいると思います。その別居も、自分にとっては納得いかないものかもしれません。
だからと言って、「こっちは悪くない!あっちが離婚を勝手に突き付けてきたんだ!離婚する理由なんかない!」と言っても、現状はなにも変わりませんよ。
なぜ相手が離婚にまで考えが至ったのか、よく考えて発言しましょう。
「離婚したくないから離婚したくないんだ」では、相手の心は動かせません。
相手を大切に思う気持ちを素直に伝えてみるのもいいと思います。
夫婦になってしまうと、感謝の気持ちを伝え合うことを忘れてしまいがちです。とても小さな不満が溜まりに溜まって、離婚することを選んでしまうこともあります。
一番大切なのは、現在の状況を変える解決策を自分自身が考えられるかどうかです。
離婚の理由があったとして、その理由の解決策がなにもないのに離婚したくないでは話にもなりません。
自分に悪いことがあった自覚があるなら、具体的に話す必要があります。
「俺が(私が)悪かった、だから戻って来て欲しい」これだけでも全然ダメです。
悪かったと思う理由、それを直せる理由、しっかりそこまで考えておきましょう。
調停の場であれば、せっかく第三者が入ってくれて、冷静に話し合えるチャンスです。
そのチャンスを逃さないようにしてください。
「あのときの幸せな家族に戻りたい」と。
この言葉で、私の気持ちを夫がなにもわかっていないことに気づきました。
夫が幸せだっただけであって、私は幸せではなかった。それをきっちり説明してきたにも関わらず、この有様でした。笑うしかありません。
相手の言葉をきちんと聞いてあげることもすごく大切。そのうえで、自分の意見を言うこと!
意見を言うことは大切です。でも、言いっぱなしはダメ。自分の意見を押し付けるだけの話し合いにならないよう、気をつけてください。
まとめ
自分でこの記事を作成していて改めて思いましたが、やっぱり夫婦は話し合うことが大切ですよね。
決して感情的にならずに、冷静に話し合える夫婦がこの世にどれくらいいるでしょうか。
話し合いってお互いに思いやりがなければ、ただの意見の押し付け合いになってしまいます。とても難しいことなんですよね。
「離婚したくない」という漠然な思いだけでは、相手の気持ちを止めるのは、難しいかもしれません。
円満調停なども利用して、離婚を回避できるようがんばってみてください。