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本当に厄介なDV夫&モラハラ夫。
協議の段階ではもめにもめて、本当に離婚できるか不安になるも、調停になると意外とすんなり離婚できちゃった!っていうかたがほとんどかと思います。
しかし、その期待も崩れ落ち、DV夫&モラハラ夫が駄々をこねまくって調停がなかなか終わらないケースがたくさんあるのも現実。
そのさきにあるのは裁判。
できれば離婚裁判は避けたいところです。
離婚裁判を避けたい理由
離婚調停だけでも大変なのに、離婚裁判になんてなったら…考えるだけでも頭が痛いですね。
裁判になると厄介なことを4つ紹介します。
① 時間がかかる。
離婚調停は、大体1か月~1か月半くらいの感覚で裁判所に出向いて話し合いをすることになります。
最近は離婚調停するケースが増えているため、地域によっては2か月~3か月のペースで行われるとこともあるようです。
調停は条件さえ合えば3回くらいで終わることもあるし、条件のすり合わせがなかなかうまくいかなければ何回も繰り返し行うこともあるので、ケースバイケースであるのが実態です。
裁判になると、裁判の中身にもよりますが、大体1年~1年半はかかると考えてください。
親権を決めるとなれば調査が入ることもありますし、和解できなければ本人尋問もあります。
やることがたくさんあるので、やはり短くても1年は覚悟が必要です。
そして裁判で判決が出て、どちらかが納得いかず控訴したとなれば、また更に時間がかかることになります。
運がわるければ、最高裁までいくことも…
最高裁までにもなると、3年くらいはかかると思います。
とにかく裁判は時間がかかるのです。
② 費用がかかる。
一番悩ましいのがお金のことです。
調停はひとりでもすることができますが、裁判になるとそうはいきません。
弁護士が必ず必要になります。
たまに離婚裁判を弁護士にお願いせずに自分ひとりだけでやる強者もいるようですが、絶対おすすめしません。
口頭弁論や陳述書の作成など専門的な知識が必要になりますし、本人尋問のときなども弁護士がいてくれたほうが心強いです。
しかし、弁護士はとにかく費用が高い。
着手金や報酬金など、合計で100万円いってしまうことも…。
もし控訴されたらまたさらにお金がかかるので、いくらあっても足りないのです。
今後生活していくのにお金が必要なのに、そんなことに使ってられない!というかたもいるとは思いますが、裁判になるとどうしてもお金がかかってしまうのです。
③ 精神的負担が多きすぎる。
裁判になると、夫婦生活を洗いざらいさらけ出すことになります。
裁判は、とにかく勝つか負けるか。
勝つためにはそれなりに証拠が必要ですし、負けないために自分へ有利に仕向けるようにしていかなければいけません。
離婚の原因がどちらにあるかなどを決めなければいけないので、苦しかった夫婦生活をひとつひとつ思い起こす作業が必要になります。
これはかなり辛い作業です。
さらに、相手側からは容赦ない攻撃も来ます。
DV夫・モラハラ夫となると、あることないこと言われ、見に覚えのないことまで言われることもあるでしょう。
ほとんどは文章で対決することになりますが、その書類を確認するだけで精神的にしんどいです。
④ 本人尋問がある。
裁判の途中で和解できれば回避することができますが、和解できなければ最終的に本人尋問することになります。
顔を合わせなくて済んでいた今までとは違い、相手側と顔を合わせることになり、法廷で洗いざらい自分の口から離さなければいけないのです。
暴力があった場合など、夫と顔を合わせるのはとても辛いとは思いますが、本人尋問は基本的に別室などの対応はなく、避けられないのが難点です。
本人尋問は、最後の最後でかなり精神を削られるところかもしれません。
以上、離婚裁判になると大変なこと4つになります。
結構ハードルが高いですよね…。
そして、子どもがいると面会交流のことでもめることがあるため、離婚裁判とは平行して面会交流の調停を行う場合もあります。
離婚するのって、本当に大変なんです。
離婚調停だけで終わらせる方法
離婚裁判の大変なところを見ると、やっぱりできる限り…いや、全力で避けたい!と思うかたがほとんどだと思います。
ただ、厄介な相手との調停。そんなに簡単ではありません。
とはいえ、やりかた次第できっとうまくいくはずです!
① 離婚に求める要点をはっきりさせておく
離婚って、決めることがたくさんあります。
慰謝料、財産分与、年金分割、親権、監護権、養育費、面会交流、婚姻費用など、一般的なものを並べただけでもこれだけあります。
もちろん、子どもがいる場合といない場合、結婚年数や別居年数など、夫婦それぞれのケースによって中身は変わってはきますが、どちらにせよこれらのことをDV夫&モラハラ夫と調停で決めていくと思うだけで気が遠くなります。
自分たちはなにを決めて離婚するのか、要点をはっきりさせておきましょう。
たとえば、もし夫に慰謝料を請求するとなった場合、相手が慰謝料を払うことを承諾してくれれば、それは万事解決です。
しかし、慰謝料は離婚原因を作ったほうが支払うものなで、相手がそれを認めず慰謝料を払わないとなったとき、相手が悪いから慰謝料を払うべきという確たるものが必要です。
それは浮気の証拠だったり、暴力の証拠だったりです。
でも調停はどちらが本当に悪いのかという判断はしません。
あくまでも話し合いなので、証拠を掲示しながら調停委員に説得してもらうしかなのです。
調停にも審判制度があって最終的に裁判官が審判を下してくれますが、その審判に不服があれば、裁判をするしかありません。
そこまで理解したうえで、しっかり離婚の要点をおさえておきましょう!
これは、離婚するにあたって譲れることと譲れないことを自分のなかではっきりさせるためにも重要なポイントです。
② 調停の流れを見て、なにをあきらめてなにをあきらめないかを見極める
要点を決めておくのなかで、譲れることと譲れないことをはっきりさせておくというお話をしましたが、最初からすべてゆずる必要はありません。
自分にとってベストな離婚の形はしっかり描いておいてください。
しかし、相手はDV夫&モラハラ夫ですから、そんなにスムーズにはいかないことは予想ができますよね。
最初は自分のベストを伝えつつも、調停の流れを見ながら、なにをあきらめてなにをあきらめないかを明確にしていきましょう。
なんでもかんでも自分の思い通りには、なかなかいきません。
私の場合で話しますと、慰謝料、養育費、親権、婚姻費用を元夫に求めました。
でもすべてを貰えるとは、正直思っていません。
このなかで私にとって最もゆずれないところは、親権。
ほかは蹴っても、親権だけは絶対ゆずれないという考えでした。
ここを曲げる必要はありません。
結局親権をお互いにゆずれないから裁判にまで発展してしまったのですが、もうこれは致しかたないこと。
子どもたちをあんなろくでもない男に渡すくらいなら、死んだほがましだという意気込みでした。
もちろん死んではいけませんが、どこをあきらめるかあきらめられないかをしっかり見極めていきましょう。
③ 調停の雰囲気に流されない
人生初めての調停は、緊張します。
調停委員の人柄にもよりますが、人によってはなんだか自分ばかり責められている感じがして、トラウマになってしまうかたも…。
調停委員も人間なので人それぞれ対応のしかたがまったく違います。
これはどうしようもありません。
とにかく、調停の雰囲気に流されないこと!気を強く持って!
しっかり自分の意見を言うことが大切です。
自分の思いが言えなくて、相手に押し流されないようにしてください。
よく「調停委員を味方につけろ!」という意見を見かけますが、まぁその通りなんですけど、難しい場合もあるかもしれません。
流されてしまいそうになったら、考えておくと言って次回の調停に持ち越すのもありだと思います。
なんでもイエスマンになってしまってはあとで後悔することになるので、気をつけましょう。
④ できれば、弁護士をたてる
お金の問題もありますし、本来調停は弁護士をたてる必要はありません。
調停の雰囲気に流されないというのはとても重要ですが、ひとりで戦うのが心細いときは、弁護士と一緒に戦う方法もあります。
心強い味方になってくれることは確実でしょう。
そしてやはり法律の専門家なので、絶対に負けたくなかったりゆずれないところがある場合は弁護士をたてたほうがスムーズにいく可能性も高くなります。
自分だけだとどうしても感情的になりやすいので、そういう部分でも手助けしてくれる存在となります。
以上、離婚調停だけで離婚できる方法になります。
あたりまえのようで、本番になるとなかなかできなかったりするので、あらかじめ考えてから参戦(?)していきましょう!
離婚裁判をしたからこそ、思うこと。
私は離婚裁判にまで発展してしまったので、もしかしたら説得力がないかもしれませんが、裁判をしたからこそ思うこともあります。
こうしていたら裁判にまではいかなかったんじゃないか…こうしていたら…あぁしていたら…
今さらもう遅いのですが、そんな風に思ってしまうのです。
同じ境遇のかたがいるなら、私と同じ後悔はしてほしくないんです。
夫の性格や条件によって絶対とは言えませんが、調停だけで終わらせられるよう、できるだけのことをしてみてください。
最善を尽くしたあとであれば、きっと後悔はしないはずです!
DV夫モラハラ夫と離婚裁判をなるべくしない方法のまとめ
離婚裁判を経験したからこそ、調停だけで終わらせられる方法を考えてみました!
お金のことはわりとすり合わせでなんとかなる場合が多いようですが、とくにもめる原因は”親権”と言われています。
親権は親としての感情部分が大きく反映されるので、譲ったりというのができないんですよね。
親権に執着するのは嫌がらせの場合もありますし、結構厄介です。気をつけてください。
決して相手のペースに流されずに、がんばってください👍